ホスファチジルセリンとはホスファチジルセリンは脳の神経細胞の膜に多く存在していますが、近年の研究で神経細胞の活性に大きな影響力を持つのが「細胞膜」で、その膜のなかで機能を高める原動力として働いているのがホスファチジルセリンであることがわかってきました。 |
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ホスファチジルセリンは、セリンというアミノ酸のリン酸塩に脂肪酸が結合したものです。動植物の細胞膜に主に存在します。ホスファチジルセリンは、脳の全リン脂質の10〜20%を占めます。 ホスファチジルセリンは、腸管から吸収され、そのまま脳血液関門を通過します。脳内でホスファチジルエタノールアミンを介してホスファチジルコリンとなります。 ホスファチジルセリンは、アセチルコリンの放出過程に関係し、アセチルコリンの放出量を増やします。 ホスファチジルセリンは、このように加齢による脳の機能低下に対抗するために有効な可能性があります。若い健康な人の場合も、精神的なストレスにより認識力が低下した場合、それに対抗することが期待されます。 ホスファチジルセリンは、ホスファチジルコリンやホスファチジルエタノールアミンの極性基部分がセリンと交換されることで合成されますが、体外からホスファチジルセリンを摂取しないと脳に必要な十分量を得ることはできません。ホスファチジルセリンは大豆、牛肉、豚肉、鶏肉、卵に含まれますが、含有量が少なく、効果は期待できません。 サプリメントとして使用する場合の摂取量は、1日100mgが推奨されます。 ホスファチジルセリンはうつ病回復の
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