【ホスファチジルセリンとは|脳の健康のために】
ホスファチジルセリン
ホスファチジルセリン/PSとは
ホスファチジルセリンは脳の栄養素とも言われているリン脂質で、脳の神経細胞の膜ではリン脂質の10%前後をホスファチジルセリンが占めています。
ホスファチジルセリンとは、学術的には、動物と植物の細胞の「膜」に含まれるリン脂質の一種で、セリンという、アミノ酸のリン酸塩に脂肪酸が結合した物質です。
各種リン脂質の中で代表的なものは、通常卵黄や大豆から抽出・分離して得られるレシチン(ホスファチジルコリン)ですが、これは生物の細胞膜を構成する成分であり、脳の神経細胞の主要構成成分です。
ホスファチジルセリンは人体細胞を構成するレシチンをはじめとする、各種リン脂質の中では微量脂質です。
通常、全リン脂質の3%程度の割合ですが、脳神経細胞ではその占有率が10%程度あり、
アメリカでは、ホスファチジルセリンは認知度はとても高く、日本では近年、爆発的に有名になりました。
ホスファチジルセリンは、一般の食品には極微量にしか存在しないため、
食事から十分量を摂取することは、大変難しいとされていますが、
近年、大豆を原料とした高純度の植物性ホスファチジルセリンを作り出すことが可能になりました。
ホスファチジルセリンの原料
ホスファチジルセリンは日本国内でサプリメントとして、大豆から大量生産できる技術が確立されたのは2000年のことです。
現在、日本の市場に出回っているホスファチジルセリンのサプリメントは大豆から抽出されたホスファチジルセリンを原料に作られているものがほとんどです。
これにより、ホスファチジルセリンは高値でしたが、2010年にはサプリメントの値段が大幅に下がりました。
ホスファチジルセリンの摂取法
ホスファチジルセリンはきわめて安全性の高い食品で、問題となるような副作用は報告されていません。
ホスファチジルセリンの摂取とあわせて正しい食習慣と適度な運動を心がけると、
学習をサポートする最適な栄養素です。
また、ご高齢の方にも毎日快適にお過しいただくために、是非ご愛飲をおすすめします。